インフルエンザ対策を!!Measures against influenza

12月~3月は、インフルエンザの感染者数が増える時期です。インフルエンザの予防接種も10月1日から医療機関で受付が始まっています。
インフルエンザにかかってしまうと会社にも仕事にもお客様にも多大なご迷惑をかけてしまいます。早いうちにインフルエンザの予防対策を行い、インフルエンザの感染拡大を防ぎましょう。
2016/2017年度 インフルエンザワクチン情報が発表
2016-2017年インフルエンザワクチン株

- A型株
- ●A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A-H1N1型は2009年に大流行し、新型インフルエンザと呼ばれたもので、タミフル耐性ウイルス。
●A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
2014年に流行した型のインフルエンザでA香港型と呼ばれていて、高齢者や子供で症状が重くなりやすく、大流行しやすい特徴があります。 - B型株
- ●B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
●B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
B型インフルエンザウイルスはB型山型系統とB型ビクトリア系統の2種類のタイプがあります。B型インフルエンザは、A型インフルエンザに比べると比較的毒性は弱く、重症化する可能性も低いと言われています。しかしA型よりも長期間微熱が続いたり、だらだらと風邪のような後遺症が続く傾向があり、さらに、お腹のダメージが強くでる事も特徴です。さらに、B型インフルエンザはA型とは違い、人間にしか感染しないというのも特徴です。
インフルエンザの主な症状
★A型インフルエンザの主な症状について

- 38度以上の高熱
- 節々の痛み
- 強い倦怠感がある
- 小児や高齢者で重症化しやすい
- 12月末~2月がピーク
もしA香港型が主流の場合、子供や高齢者は特にインフルエンザの予防に注意を払った方が良いでしょう!!

- 37~38度の熱が多い(38度を越える高熱もたまにある)
- 全身倦怠感やふらつき、寒気
- 関節痛
- 腹痛、下痢
- 2月~3月末がピーク
4月以降でも感染する事もあります。
- インフルエンザとかぜの症状
-
かぜ(普通感冒)の場合 インフルエンザの場合 発症時期 1年を通して発症冬季に流行主な症状 呼吸器症状
消化器症状全身症状症状の進行 ゆるやか急激発熱 微熱(37~38℃)高熱(38℃以上)発熱以外の
主な症状●くしゃみ
●咳
●喉の痛み
●鼻水
●鼻づまり
など●咳
●喉の痛み
●鼻水
●全身の倦怠感
●食欲不振
●関節痛
●筋肉痛
●頭痛
などウィルス ・ライノウイルス
・コロナウイルス
・アデノウイルス
など・インフルエンザウイルス
インフルエンザウィルスに感染すると、潜伏期間が1日~3日あり、その後発症します。発症してから、1日~3日間は、38℃以上の高熱や倦怠感、食欲不振などの全身症状があらわれます。遅れて、鼻水や喉の痛み、咳などの呼吸器の症状が現れ、関節の痛みや吐き気などの消化器の症状があらわれます。
2016-2017年 最新インフルエンザ流行状況
インフルエンザウイルスは、例年12月ごろから徐々に人に感染していきます。そこから感染者数が拡大していき、一番ピークとされるのが1~2月になります。この時期に毎年インフルエンザが大流行することになります。すでに、全国の患者数が報告されています。
◎インフルエンザ定点当たり報告全国総数
・2,903人(先週比+574人)
2016年44週(10月31日~11月 6日)
(2016年11月11日(月)厚生労働省が発表)
インフルエンザ予防接種の費用

大人の場合、住んでいる地域や、市町村、病院によって料金はかわりますが、一般的に、3,000円~5,000円ぐらいかかります。
子供の場合、インフルエンザの予防接種を受ける場合は2回受ける必要があるため、大人と料金がかわってきます。こちらも地域や病院でかわりますが、一般的に1回目が2,000円~3,000円で、2回目も同額ですが、安くなったり無料で受けられる場合もあります。
2016-2017年のインフルエンザ予防接種は、10月1日から医療機関での受付が始まっています。
例年の傾向を見ると、インフルエンザは12月頃から翌年の3月くらいに流行することが多く、インフルエンザの予防接種を行ってから効果の発揮されるのに大体2週間くらい時間がかかることから、11月の下旬から12月の初めくらいに予防接種を済ませておくといいでしょう。
ただし、流行株と予測された株が違ったり、身体の免疫力が落ちていたり、子供やお年寄りなどは、予防接種を受けてもインフルエンザにかかる場合がありますが、症状は軽症で済むことが多いです。
インフルエンザについての対策
すでに知っている方も多いとは思いますが、改めてインフルエンザについての対策を確認しておきましょう。
- 飛沫、接触、空気感染などの感染経路を防ぐ。
- インフルエンザは空気中でも生存してしまうために、空気感染してしまう事もあります。また空気感染した方によるせきやくしゃみによって接触、飛沫による感染、流行へとつながります。
- 外出中はマスクを着用する
- マスクは最近は機能性の高いものでも安価に購入出来るものがふえてきています。毎日使用するのであればあらかじめ多めに購入して安く抑えるのも良いかもしれません。
- 帰宅時にしっかり手洗いを行う


マスクと手洗いを徹底するだけでも感染経路の遮断を行う事が出来ます。
さらに、この時期は、子供の中学受験・高校受験・大学受験の時期でもあります。インフルエンザや風邪などにかかりたくないなら、免疫力を高めることがとても大切です。●免疫力を高めるには、
- 免疫力を高める食材を食べる
- 質の良い睡眠で疲れとストレスを取る
- 部屋の湿度を50%~60%に保つ
- 手洗い・うがいをする
- 予防接種をする

対策でも免疫力アップでもマスクと手洗いが重要なことがわかると思います。意識して徹底していきましょう。
もしかかってしまった場合の症状を改善するためには

もしインフルエンザにかかってしまった場合は、すぐに病院に行きましょう。体内にいるインフルエンザウイルスの増殖を防ぐために、「抗インフルエンザウイルス薬」の服用が有効です。抗インフルエンザウイルス薬を発症後、すぐに服用を開始すると、服用していない場合と比べて発熱期間が1~2日短縮され、症状が徐々に改善されていきます。
しかし、お薬を服用して熱が下がっても、体内のウイルスがすぐにいなくなるわけではないので、症状が改善したからといってお薬の服用を途中でやめると、体内に残っているウイルスが周りの人に感染する可能性があります。熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切り、最低2日間は自宅で療養する必要があります。